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空家・空地コラム

第8回:収納は、モノと自分の関係を整える仕上げ

収納から始めない

片づけようと思うと、収納ケースや棚を買いたくなることがあります。けれど、残すモノを選ぶ前に収納を増やすと、判断していないモノを見えない場所へ移しただけになりがちです。

まずは何を残したいのかを決め、そのあとにすべてのモノへ定位置をつくります。


一つひとつに帰る場所を

使ったモノを戻せないのは、性格の問題とは限りません。帰る場所が決まっていない、戻すまでの動作が多い、収納がいっぱいで入らない。仕組みの側に原因があることも多いのです。

同じ仲間は近くにまとめ、使う場所のそばに収めます。取り出しやすさだけでなく、戻しやすさを大切にしましょう。


モノへの感謝が伝わる収め方

服を重ねすぎず、立てて見渡せるようにする。バッグの形を整える。毎日使う道具を拭いて戻す。収納は、モノを押し込める作業ではなく、今日も役立ってくれたモノを休ませる時間です。

定位置が整うと、モノを探す時間が減り、持っているモノを以前より大切に使えるようになります。

収納の本質は、モノを隠すことではなく、モノと自分の関係を心地よく整えることです。

第7回「なんとなく、これ」を信じてみる

答えは、いつも言葉になるとは限りません

モノを選ぶとき、「なぜ好きなのか説明できないから」と迷うことがあります。色が好き、形が好き、思い出がある。理由を言葉にできる場合もあれば、ただ手にすると心がゆるむ場合もあります。

その「なんとなく」は、これまでの経験から育ってきた自分自身の感覚です。説明できないからといって、間違いではありません。


頭の条件と、心の反応

高かったから、まだ使えるから、いただきものだから。頭では残す理由がいくつも浮かぶのに、手に取ると気持ちが沈むモノもあります。反対に、古くても見るたびにうれしくなるモノもあります。

条件だけで決めず、持ったときの自分の反応を静かに観察してみましょう。


分からないときの比べ方

迷ったら、同じ種類の中から「これは絶対に好き」と思えるモノを三つ選びます。そのモノを持ったときと、迷っているモノを持ったときの感覚を比べます。

何度も選ぶうちに、自分の「好き」が少しずつはっきりします。正解を外に探すのではなく、自分の中にある答えを育てていきましょう。

自分の感覚を信じることは、自分を大切に扱うことでもあります。

第6回:片づけで手に入る、本当にときめく毎日

こんにちは。

空き家担当兼こんまり流片づけコンサルタントの小﨑史帆です。

片づけを終えたあとに待っているのは、床にモノがない景色だけではありません。好きなモノを自然に手に取り、帰宅するとほっとできる毎日です。

モノを選ぶ過程では、自分が何を大切にしてきたのか、これから何を大切にしたいのかを何度も確かめます。その積み重ねが、暮らしだけでなく日々の選択にもつながっていきます。


小さなときめきに気づく

お気に入りのカップでお茶を飲む。気持ちのよいタオルを使う。帰宅したとき、整った玄関が迎えてくれる。大きな出来事がなくても、暮らしの中には小さな喜びがあります。

片づけによって余白が生まれると、今までモノに隠れていた心地よさに気づきやすくなります。


片づけを、人生を選ぶ練習に

目の前のモノに「これは私を幸せにしてくれるだろうか」と尋ねることは、自分の感覚を信じる練習です。仕事、人間関係、時間の使い方でも、自分にとって大切なものを選ぶ力が働くようになります。

すぐに人生が変わらなくても構いません。今日ひとつ、心から好きだと思えるモノを大切に扱うところから始めてみましょう。

ときめく毎日を過ごすこと。その積み重ねが、ときめく人生につながっていきます。

幸せを繋ぐ、住まいと心の整え方 第5回:「どうせ無理」を脱ぎ捨てて、突き抜けた理想を描く

こんにちは。空き家担当兼こんまり流片づけコンサルタントの小﨑史帆です。

片づけを始める前、一番最初にしていただく大切なこと。それは「理想の暮らしを描くこと」です。

無料相談や現場でお話を伺っていると、多くの方が「現実的な目標」から考えてしまいがちです。 「とりあえず、床が見えるようになればいい」 「今の間取りだと、これが限界だから……」

でも、画像にあるように、本当に大切なのは、純粋に「こうなったらいいな」と思える、突き抜けた理想を見ることなのです。


なぜ「突き抜けた理想」が必要なのか?

不動産業界に身を置く私から見ても、理想を曖昧にしている家と、明確に描いている家では、仕上がりのエネルギーが全く違います。

「突き抜けた理想」とは、いわば人生の羅針盤。

  • 毎朝、お気に入りのリネンに包まれて目覚める瞬間
  • 窓際でゆっくりとコーヒーの香りを楽しみながら、建築雑誌を眺める午後
  • 大切な人たちを自信を持って招き、笑い声が絶えないリビング

現実の制約を一度すべて取り払って、「こうなったら最高!」というイメージを鮮明に描くことで、脳はそこに向かって驚くほどのスピードで動き出します。


「理想」が「選ぶ基準」になる

こんまりメソッドは「捨てるモノ」を探す作業ではなく、「残すモノ」を選ぶ作業です。 そのとき、突き抜けた理想という基準があるからこそ、「このモノは理想の私にふさわしいかな?」と迷いなく選ぶことができるようになります。

かつて私が建築を学んでいた頃も、一番ワクワクしたのは「どんな素敵な暮らしがここで営まれるか」を想像した瞬間でした。片づけも同じです。作業を「義務」から「ワクワクする未来への準備」に変えてくれるのが、この理想の力なのです。


あなたにとっての「最高」は?

空き家の片づけも、ご自身の部屋の片づけも、「どんな空間にしたいか」ではなく「その空間でどんな自分でいたいか」を制限なく描いてみてください。

「この家で、こんな風に笑って過ごしたい」

その純粋な願いこそが、重い腰を上げ、理想の暮らしへとまっすぐに導いてくれる最強のガソリンになります。


最後に

理想を描くことに、遠慮はいりません。 まずは目を閉じて、突き抜けた未来を想像してみませんか? あなたの「こうなったらいいな」という想いが、新しい人生の扉を開く鍵になるはずですよ。

幸せを繋ぐ、住まいと心の整え方|第4回:モノに宿るエネルギー。大切に扱うことは、自分を愛すること

こんにちは。空き家担当兼こんまり流片づけコンサルタントの小﨑史帆です。

こんまりメソッドでは、モノを単なる「道具」としてではなく、心を通わせる「パートナー」として大切に扱います。

「モノを大切に扱うと、必ずモノは私たちによいエネルギーを返してくれる」

これは、私が空き家管理の現場や日々の暮らしの中で、強く実感していることのひとつです。


日々の小さな「扱い」が、心に余裕を生む

何も特別なことをする必要はありません。

  • 脱いだ靴を揃える。
  • カバンの中身を一日一回出して、お疲れ様と声をかける。
  • お気に入りのカップを丁寧に洗う。

そんな小さなアクションの積み重ねが、モノとの関係を良好にします。

モノを丁寧に扱うとき、私たちの所作は自然とゆっくりになり、呼吸が整います。

この「整う時間」こそが、モノから返ってくる最初のプレゼント(よいエネルギー)かもしれません。


大切にするとは、役割を与えてあげること

こんまり流でいう「大切にする」とは、しまい込むことではなく、「ときめくモノとして活躍させてあげる(役割を全うさせる)」ことです。

もし、今あなたの周りに大切にできていないモノがあるなら、まずは一拭きしてあげてください。

あるいは、今のあなたを輝かせてくれないモノなら、感謝を伝えて手放してあげてください。

その瞬間から、あなたの周りのエネルギーは確実に変わり始めます。


最後に

モノを大切に扱うことは、巡り巡って、そのモノに囲まれて生きる「自分自身」を大切にすることに繋がっています。

今日、あなたの隣にあるモノに、少しだけ丁寧に向き合ってみませんか? 返ってくる温かなエネルギーが、きっとあなたの毎日をそっと支えてくれるはずですよ。

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