川西市 前面道路が狭い空き家
建築基準法では、原則、道路幅(幅員)が4m以上の道に接していなければ建築ができないとあります。
なぜ幅員に規制が設けられているかといいますと、救急車や消防車などの緊急車両が通れる道を確保する必要があるからです。
車がないような時代に形成された地域では、幅員が4mに満たないところも数多くありますが、そのような地域で一切建築ができないとなりますと、古家の建替えも立ちいかなくなります。
このような理由もあり、役所との協議により建築が認められるケースが設けられております。
具体的には、
・建築の際に、道路中心線より2m以上敷地を後退させる。
・幅員4m以上ある道路までの通路を確保する。通路の幅員は最低でも1.5m。
・近隣に、幅員4m以上の道路に面した空き地や駐車場、公園、学校などの広い敷地がある。
など、建築を考えている土地に接している道路の幅員が4m以上とならなくとも、建築が認められる場合があります。
今回の場合は、法的には再建築はできるものの、軽自動車も入ることができず、資材の持ち運びや解体がかなり困難な土地となり、土地値をつけるのは難しい場所でした。
建物も60年近く経っており補修等に手がかかる、ということで販売活動は困難を極めましたが、最終弊社が現況有姿で残置物ごと引き取り、売主様の費用負担が無いようなかたちで買取ることになりました。
岸和田市 空き家相談セミナー
岸和田にて、NPO法人空き家相談センターのセミナーがあり、セミナー後の個別相談スタッフを務めました
浪切ホール
立派なガラス張りの建物です
以前添乗員の仕事をしていた時に、だんじり祭りのツアーがあり、やり回しの迫力は今でも忘れません
話は逸れましたが、岸和田初の空き家セミナーとあって、大勢のオーディエンスで盛況でした
NPOより空家の利活用について事例を交えながら説明
泉佐野の、空家を再生してコワーキングスペースとして利活用しているお話が大変興味深かったです
やっぱり気になるのがお金、事業資金の調達
公庫を始め、自治体の空き家活用の補助金や、クラウドファンディングを利用したり、自らはもちろん、クラファン応募者とDIYをしたり、
何より空き家の所有者さんやコワーキングスペース事業者さんの地域を活性化させたいという想いが感じられました
プラス、感情論だけで終わらず、定期借家契約という契約形式にしているなど、ビジネス的な話も聞けましたので大変勉強になりました
想いとそれを形にするビジネス思考、このどちらとも空き家問題の解決には必要だと改めて感じました。
伊丹市 空き家セミナー 2023年9月1日
弊社スタッフが会員として参加しているNPO法人空き家相談センターでは、各自治体で空き家対策セミナーを開催しております。
昨日は新しくなった伊丹市庁舎でのセミナー🧑🏫
私、岡安もセミナー後の個別相談会の相談員として、参加させて頂きました。
1階の集会室に30人ほどでしょうか?
セミナーを熱心に聞いておりました👂
空き家というと『処分に困っている』という相談が多いのですが、伊丹と言えば阪神間の都市部ですので、立地も良く、売却自体は問題が少なそうです💰👌
その代わり、法定相続人ではないが自分が指名した人に相続させるにはどうすれば良いか、相続で揉めないようにしておきたい、などのご相談事が多かったです。
都市部の空家問題は、例えば不便な場所にあるから売れない、というよりも、
親族で揉めて相続登記ができていない、同じ土地に所有権者が数人いるので全員の同意を得ない限り売れない、隣地との境界が曖昧でどこまでが自分の土地なのか分からない、
など権利関係のややこしさで空家になってしまっている事例が多い気がします😵
大体は一つ一つ整理していけば何とかなります✨
しっかりご相談者様にお供して、一つでも多くの空家問題を解決できればと思う毎日です💭